アデル、ブルーは熱い色
観ましたー。
※ネタバレ注意
私が通っている美容室の美容師さんがアデルブルー(本当はエマブルー)にしてて、この作品の存在がすごい気になったんですよね。
主演のアデル・エグザルホプロスさんが、どこにでもいる素朴な少女のような、でも時々角度によってハッとする美人のような、不思議な魅力を感じました。
エマ役のレア・セドゥは他の作品も観たことがあって、私の好きな女優さんです。
ちなみにレア・セドゥとケイト・モスが似てると思うのは私だけ?
この映画はやっぱりエマのあの存在感あっての作品だと思う。
あの浮世離れしたような透き通ったブルーの髪色、男性っぽいような、それでいて柔らかい中性的なアブナイ雰囲気。
恋愛対象が女性でなくても、あんな人いたら絶対気になるよな・・・。
観ていて私も少しエマに恋しそうになりました。
アデルの役の中での平凡で地に足ついた感じが、エマの特異なキャラクターを引き立てている気がする。
性格や好みも対照的に描かれていると思った。
堅実に教師をするアデルと、芸術家を志すエマ。
お互い違うからこそ惹かれあって、でもやっぱり価値観が違うから最終的には別れてしまうんだな。
レズビアン映画と思って観たけど、すごく普遍的な感情や体験を題材にしていると感じました。
恋の始まりからギクシャク期、そして破局・・・誰が見ても、共感できる部分はあると思う。
アデルが家を追い出されてから泣き濡れて暮らすところは失恋したら私もこうなるなぁ〜・・って感情移入して悲しい気持ちになりました。
なんかアデルにとっては辛い終わり方だったけど、幸せになって欲しいな。。。
また、この作品はかなり長い濡れ場があるんですが、そこに役者魂を感じた。。
主演の二人とも、レズビアンではない(はず)のにここまでリアルに表現できるのはすごい。拍手。
どんな役でも演じきるのは難しいことだと思うけど。
こうして映画を観ている間に、台風24号(チャーミー)は行ってくれたみたいです。
明日からまた頑張って働くぞー。